ポーズを作れるようになれば、あとはTimelineボックスを使って、順番通りにポーズを登録していくだけだ。Timelineボックスをフローダイアグラムパネルに置いて、ダブルクリックすると、以下のような画面になる。通常の画面と違うのは、ツールバーのすぐ下に、タイムラインのエリアが挿入されていることだ。
この目盛りの数字はフレーム番号を表している。デフォルトでは25fpsに設定されているので、25フレーム目が1秒ということになる。適当にポーズを作り、どこかのフレームの上で右クリックし、メニューから「キーフレーム中に保存された関節」を選ぶと、このフレームがキーフレームに設定され、ポーズが保存される。
キーフレームを指定し、ポーズを編集することを繰り返し、ラジオ体操第2のモーションを作ってみたのが以下になる。秒数の計算が楽になるので、ここではフレームレートは10fpsに設定した。複数のキーフレームを選択し、コピーすることも可能なので、体操のように繰り返しが多いモーションだと、それほど手間はかからない。
順番 | 開始秒 | フレーム | 内容 | 回数 |
---|---|---|---|---|
1 | 8 | 0 | 全身をゆする運動 | 7 |
2 | 13 | 50 | 腕と脚を曲げ伸ばす運動 | 4 |
3 | 29 | 210 | 腕を前から開き、回す運動 | 4 |
4 | 43 | 350 | 胸を反らす運動 | 4 |
5 | 57 | 490 | 体を横に曲げる運動 | 4 |
6 | 74 | 660 | 体を前後に曲げる運動 | 4 |
7 | 89 | 810 | 体をねじる運動 | 4 |
8 | 104 | 960 | 片脚跳びとかけ足・足踏み運動 | 2 |
9 | 113 | 1050 | 体をねじり反らせて斜め下に曲げる運動 | 4 |
10 | 130 | 1220 | 体を倒す運動 | 4 |
11 | 145 | 1370 | 両脚で跳ぶ運動 | 4 |
12 | 154 | 1460 | 腕を振って脚を曲げ伸ばす運動 | 8 |
13 | 169 | 1610 | 深呼吸 | 2 |
仮想ロボットで作ったモーションをPepper実機で動かしてみたのが以下の動画だ。この動画では音声はオフにしてあるが、実際にはMP3ファイルをPepperにアップし、Pepperに再生させている。
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