とにもかくにも成功例が必要。そのための準備も進んでます。
2015年2月4〜6日にインテックス大阪で開催された「第5回 関西 医療機器開発・製造展(MEDIX関西2015)」を取材してきました。
MEDIX関西2015と併せて、さまざまな医療関連展示会がインテックス大阪の会場全体で開催されており、これら全体をまとめた「メディカル ジャパン2015」の来場者は、3日間で2万7692人でした。
初日の2月4日に行われた基調講演は、国立循環器病研究センター 研究開発基盤センター長の妙中義之氏によるオープニングスピーチと、東京慈恵会医科大学 脳神経外科学講座 主任教授/脳血管内治療部 診療部長の村山雄一氏の講演の2本立てになっていました。
両氏が講演のテーマとしたのが「我が国発の世界標準となる医療機器開発を目指して」です。
実はここ数年で、国内の医療機器分野の開発/製品化支援の体制は大幅に改善されつつあります。2014年には、主に中小・ベンチャー企業による医療機器の開発/製品化を支援する医療機器開発支援ネットワークが発足し、医薬品のみが対象になっていた薬事法が、医療機器を含めた「医薬品医療機器等法」に改正されました。さらに2015年4月には、国内の医療研究開発の中核となる日本医療研究開発機構が発足します。
このように体制整備が進んでいますが、今後課題になるのは、これらの体制を活用して日本発の革新的な医療機器開発を生み出せるかどうかです。
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