この記事は、2014年12月3日発行の「電子機器設計/組み込み開発メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
来年の話をすると鬼が笑うと言いますが、年末が近づいていますし、2020年の話をしてみたいと思います。
2020年といってまず連想されるのが、1964年以来の開催となる東京オリンピック。都市の中心部で開催される大会を目指しているため、有明やお台場などの施設改修に関する話題を耳にすることも増えました。2014年12月3日に打ち上げが予定されている小惑星探査機「はやぶさ2」の帰還も、2020年末が予定されています。
テクノロジーについてはどうでしょう。IDC Japanの市場予測によれば、世界のIoT市場は2020年に3兆400億円規模へ拡大するとされています。Apple Watchのようなウェアラブル端末の本格登場も控えていますので、スマートフォンが普及してネットワーク端末の数が爆発的に増えたように、街中や職場、家庭でインターネットに接続されるモノ(Things)の数は増え続けることでしょう。
個人的に予想が難しいと感じているのはロボットです。
「難しいなんて、そんなー」(棒)
- サイバーダインの装着型ロボットが国際安全規格を取得、世界を目指す
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、サイバーダインの作業・支援用装着型ロボットが、生活支援ロボットの国際安全規格「ISO 13482」を取得したと発表した。第三者機関による認証取得を、国内外市場へ普及の弾みにしたい考えだ。
- 第3次ロボットブームは日本の課題を解決できるか
「Embedded Technology 2014/組込み総合技術展」のカンファレンスに、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の坂本健一氏が登壇した。坂本氏は、現在第3次ロボットブームが到来しており、今後はサービス分野のロボット市場が急拡大すると説明。少子高齢化による労働人口の減少といった日本が抱える課題の解決に、ロボット活用が有効だと主張した。
- 国内「介護ロボット」市場は2015年度から本格化
矢野経済研究所は、高齢者の介護目的に使用される「介護ロボット」について、国内市場規模と今後の推移・予測を発表した。
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