電源にも愛を! オムロン各種サポートの充実を含めた“総合力”をアピールTECHNO-FRONTIER 2014

オムロンは、「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア) 2014」(2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)で、電源製品を出展。提案の中心に据えたのは、製品の性能だけではなく、サポートなどを含めた“総合力”だった。

» 2014年08月06日 15時30分 公開
[三島一孝,MONOist]
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 オムロンは、「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア) 2014」(2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)で、電源関連製品を出展。電源製品そのもののアピールだけでなく、365日のコールセンター対応などサポートを含めた“総合力”を訴えた。

 オムロン インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー 産業機器統轄事業部 販促部 部長の下小牧義文氏は「電源製品は製品単独で使うものではなく機器に組み込んで利用するため、周辺機器との組み合わせのしやすさや、サポート体制の充実などが、製品購入の大きな要素となる。今回の出展ではこれらを提案の中心に据え、差別化を狙った」と語る。

 そのためブースで最も大きくアピールしたのが、365日のコールセンター対応や緊急配送対応だ。コールセンター関連では、海外からの問い合わせでも日本語で対応できるジャパンデスクを用意したことも特徴。その他、テスト機貸し出しサービスなども行っている。下小牧氏は「生産の海外移転や製品展開のグローバル化が進む中、これらの顧客企業のニーズに合ったサポート体制を充実させる必要がある。これらに応えていく」と話している。

 さらに、同社の部品ライブラリを2014年10月から順次、図研の電気CAD「E3.series」とEPLANの電気CAD「EPLAN」に提供することを紹介した。提供ライブラリを利用することで、電気CADへの登録工数を削減できる他、設計エラーによる仕様都度確認や後戻りなどの工数削減が実現できるという。下小牧氏は「製品力を高めていくことは当然のことだが、電源製品は製品そのものでは差別化できる領域は限られつつある。CADとの連携など企業としての取り組みでユーザーメリットを生み出す“総合力”を強みとしていく」と述べていた。

photo 電気CADへの部品ライブラリ提供の紹介(クリックで拡大)
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