ジースポートとAZAPAは“バイオ・コネクテッドデバイス”と呼ぶウェアラブル端末によるクルマの協調制御システムを共同開発する。ドライバーの判断力の低下や視野減退をサポートする、より安全性の高いシステムの開発を目指す。
東京大学発のベンチャーであるジースポートとAZAPAは2014年5月19日、“バイオ・コネクテッドデバイス”によるクルマの協調制御システムを共同で研究開発すると発表した。ジースポートが東京大学と2012年から進めている、レースドライバーの生理指標の変化を基に、計測するストレスの定量化手法についての共同研究成果と、AZAPAの「ドライバー協調制御システム」を組み合わせることでドライバーの安全性を高める新たなシステムを開発する。
バイオ・コネクテッドデバイスとは、通信機能や独自の生体センシング技術を搭載したウェアラブル端末のこと。ドライバーが運転する際の状態をセンシングし、運転行動や車両データと同調したデータをビッグデータとして集積することで、AZAPAの協調制御システムがドライバーの判断力の低下や視野の減退などを補完するのをサポートする。
同システムは、「人とくるまのテクノロジー展2014」(2014年5月21〜23日、パシフィコ横浜)のAZAPAブースで展示される。
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