製造業従事者向けの検索サービス「IFIS製造業サーチ」をアイフィスジャパンが開発、β版の無料公開を開始した。「不要な情報を極力排除」し、「製造業に特化」した効率の良い情報収集が行えるという。
金融情報サービスを提供するアイフィスジャパンは2013年7月4日、製造業従事者向けの検索サービス「IFIS製造業サーチ」を開発したと発表した。現在、IFIS製造業サーチのサイト(http://techsearch.ifis.co.jp/)でβ版を無料公開している。
製品開発やマーケティングにおいてインターネットを利用した情報収集は一般化しているが、GoogleやYahoo!など汎用検索サービスではBtoB情報だけでなく、消費者向け情報やブログ、広告などの情報が多く表示され、検索結果の選別に時間がかかるケースが多い。
IFIS製造業サーチは、製造業に特化した情報収集に向け、製造業に携わる方々のためにチューニングした新しい検索エンジン。約5万社の製造業企業をデータベースに登録し、その企業のWebサイトを毎日クローリングすることで「不要な情報を極力排除」し、「製造業に特化」した効率の良い情報収集が行えるという。
導入企業の要望に合わせたカスタマイズサービスも実施。例えば、自動車業界の特定業種に特化したデータベースを提供することも可能だという。また、海外主要工業国の企業データベースも準備しており、自動車産業/半導体産業それぞれに属するグローバル企業を横串で検索(英語検索)するといったニーズにも対応する。
その他、注目している企業名や技術キーワードを登録すれば、その最新情報を毎朝自動的に収集・メール通知される「マイページ機能」や、利用者がカスタマイズ可能な情報ポータル機能「ニュースポータル機能」などを搭載する。
今回公開されているβ版では最低限の個人情報を登録すれば無料で利用可能。同社では初年度中(2013年末)に3万人の無料会員獲得を目指す。今秋以降に予定されている有償の本サービスに向けて、無償会員からのフィードバックでサービス改善を実施する方針だ。来年度(2014年1〜12月)に1万人の有償会員獲得を目標としている。
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