米国の調査会社ガートナーは、サプライチェーンの優れた企業を評価する「2013 Supply Chain Top 25」を発表。1位は6年連続で米アップルが獲得した。一方で日本企業はトップ25に1社もランクインしなかった。
米国の調査会社ガートナーは2013年5月22日(現地時間)にサプライチェーンの優れた企業を評価する「2013 Supply Chain Top 25」を発表したが、1位は6年連続で米アップルが獲得した。2位は米マクドナルド、3位はAmazon.comとなり、日本企業はランクインしなかった。
ガートナーが開催するSupply Chain Top 25はサプライチェーンへの取り組みとそのビジネスに与える影響について、理解を深めることを狙いとした調査の一環として行われており、今回で9回目。
1位は6年連続となるアップル。厳しい局面に立たされつつあるとはいえ、スマートフォン、タブレット市場で引き続き高いシェアを保持し続け、複雑なサプライチェーン管理を実現している。また、多くの部品供給先や中国の製造パートナーとの供給責任における透明性の確保を推進している。
2位は米マクドナルドで2012年の3位から1つ順位を上げた。また2012年2位だったAmazon.comが1つ順位を下げて、両社が入れ替わった形だ。2012年の10位から4位に大きく順位を上げたのが英/蘭ユニリーバだ。サプライチェーン革新をグローバルで実践し、先進的な手法を取り入れたことが評価を受けた。また5位は米国インテルが2012年7位から入った。一方で日本企業はトップ25に1社も入らない結果となった。
ガートナーではサプライチェーンについて、古いプッシュ型からグローバルで需要と商品供給の統合を実現し、バリューネットワークの中で収益を生み出す手法へ進化させることを訴えている。
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