車載用LED照明機器向けのドライバIC、90%の駆動効率を達成

» 2011年07月27日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 マイクレル・セミコンダクタ・ジャパンは2011年7月、ヒステリシス制御を採用した降圧型の高輝度LED(HBLED)ドライバIC「MAQ3203」を発表した。車載用のLED照明機器をターゲットとしており、車載部品の品質規格であるAEC-Q100に適合している。動作温度範囲は−40〜125℃。8端子のSOICで提供される。すでに量産出荷を開始しており、1000個購入時の単価は1.5米ドルから。


 MAQ3203の入力電圧範囲は4.5V〜42Vで、直列接続された複数のHBLEDを90%という高い効率で駆動できる。ハイサイドの電流検出を行うための電流検出アンプを内蔵することにより、±5%の電流の出力精度を実現している。動作周波数は最大1.5MHzまで設定可能。また、PWM(パルス幅変調)調光用の端子を備えているほか、EMI(電磁妨害)を軽減する周波数ディザリング機能を搭載している。これらに加えて、過熱保護や低電圧ロックアウトといった保護機能も持つ。

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