OESFは、Android関連技術を活用した都市産業の振興(まちづくり)への取り組みとして、「Android City Initiative」を開始すると発表した。
組み込み分野におけるAndroidの普及促進を目的として設立された一般社団法人「Open Embedded Software Foundation(以下、OESF)」は2011年4月11日、Android関連技術を活用した都市産業の振興(まちづくり)への取り組みとして、「Android City Initiative」を開始すると発表した。
現在、日本全国の地方自治体を中心に地域経済の活性化/産業振興へのさまざまな取り組みが行われているが、OESFはこうした取り組みに対する支援として、Android City Initiative活動を展開。各都市単位でプロジェクトを立ち上げ、その都市におけるAndroidを活用した産業振興支援を行うという。また、世界100社以上のOESF会員企業と各地の団体・企業とのビジネスマッチングなどを積極的に行い、最新のAndroid技術を活用したさまざまなソリューションを通じて、地域の特性を生かしたまちづくりを提案していく方針だ。
OESFは、東京都八王子市と八王子商工会議所により設立された「首都圏情報産業特区・八王子」構想推進協議会(サイバーシルクロード八王子)と4月1日に立ち上げたコミュニティー「Android City 八王子」での活動を皮切りに、Android City Initiativeを展開。八王子市にある「OESF Android Open Lab.」およびその周辺施設を拠点に、地域学生たちとの交流促進、若いエンジニアや起業家を育てる基盤づくり、若い起業家への技術的・経営的観点からのサポート、Android技術を活用した観光業の活性化などを支援する計画だという。
Android City Initiativeの活動は今後、世界各地のOESF支部を通じて、世界各都市の産業活性化のために積極的に拡大していくとのこと。
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