トヨタ博…もとい、愛知万博の見所は、なんといってもトヨタグループ館。2足歩行型/2輪走行型のヒューマノイドや、人を乗せて歩ける搭乗歩行型など自動車メーカーらしい発想のロボットが華麗なパフォーマンスを繰り広げている。
愛・地球博は“万国博覧会”だけあって、世界各国からさまざまな人が訪れる。当然、セキュリティ対策も厳重で、会場入り口では荷物検査と金属探知器によるチェックがすべての来場者に対して行われる。
さらに21世紀の万博らしく、入場チケットにも工夫が凝らされている。テレホンカード大のチケットには、日立製作所の非接触ICチップ「ミューチップ」が埋め込まれているのだ。
チップ1つ1つに固有のユニークIDを付与することができるミューチップによって、入場券の偽造防止や券種識別が簡単にできるようになる。紙に埋め込み、これほど大々的な規模で非接触ICチップを活用する例は、今回の愛知万博が初めてという。
リニモ万博会場駅すぐ前の入り口「北ゲート」を、厳重なセキュリティをくぐりぬけてすぐに、国内大手企業が出展する「企業パビリオンゾーン」が広がっている。その左側のゾーンBにひときわ目立つ円筒形の巨大な建物が、愛知万博で絶対に外せないパビリオン「トヨタグループ館」だ。
今回の万博は、トヨタ自動車のさまざまなバックアップがなければ成り立たなかったといわれており、別名「トヨタ博」ともささやかれている。それだけに、パビリオンにかけるトヨタの意気込みは並大抵のものではない。その1つが、今回の万博の最大の売りでもある「ロボット」を使ったパフォーマンスショーだ。
トヨタグループ館は人気なだけに、プレスプレビューで早くも初回分から整理券が配られていた。東京ディズニーランドのファストパスのように、整理券には何回目の公演なのかと、入場開始/入場締め切り時間が記載されている。会場に着いたら、まずこの整理券をゲットすることをお薦めする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.