次世代ロボット大集合――愛知万博NEDOパビリオン:愛・地球博 出展概要(2/2 ページ)
インテリジェント車いすロボット「TAO Aicle(仮称)」(アイシン精機、富士通)は、障害物を回避しながら自動で目的地まで移動する電動車いすロボット。位置認識にはGPSを活用するほか、無線LANやICタグも利用して軌道制御の精度や信頼性を向上させるという。
インテリジェント車いすロボット「TAO Aicle」
これら5分野のロボット以外に、ロボット週間(2005年6月9日〜19日)の11日間限定で近未来のプロトタイプロボット65種類が万博会場でデモ運用される。このロボットは、2020年の実用化を目指したNEDOの「プロトタイプロボット開発支援事業」で公募された中から選ばれたもの。
「公募で集まったロボットは、大学と企業との連携や地域地場産業との連携というケースが多かった。また、あらゆる分野、あらゆるタイプにまたがっているのも特徴」(NEDO)
人の顔写真を撮影・認識し、その顔をデフォルメして海老センベイにレーザーペンシルで描く“似顔絵ロボット絵師”「クーパー(仮称)」(吉川機械製作所・中京大学大学院情報科学研究科輿水研究室)
木登りモジュールなどで森林の枝打ちや間伐などを行う森林作業支援ロボット「WOODY-1(仮称)」(早稲田大学WABOT-HOUSE研究所菅野研究室)
時速160キロの剛速球を打ち返す「超高速バッティングロボット(仮称)」(広島大学大学院工学研究科複雑システム工学専攻 石井研究室)
「あうん」の呼吸で社交ダンスを踊るダンスパートナーロボット「MS DanceR(仮称)」(東北大学大学院工学研究科バイオロボティクス専攻小菅研究室、エスエヌ精機、トロワゾ)
あらゆる技術の集大成といわれる「ロボット」をテーマに、産業、レスキュー、生活支援/介護分野などにおけるロボット開発の実情や、関連する要素技術、研究開発、ロボットコンテスト、ロボットビジネスの最新動向などをお届けする。
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