三菱マテリアルの100%子会社であるリョウシンドウマニュファクチュアリング(マレーシアジョホール州、RM社)は、銅/銅合金条のスリッター加工と販売を終了する。
三菱マテリアルは2026年10月28日、生産や供給体制の最適化と経営資源の重点配分を進めるため、同社の100%子会社であるリョウシンドウマニュファクチュアリング(マレーシア・ジョホール州、RM社)における銅/銅合金条のスリッター加工と販売を終了すると発表した。
同社は中期経営戦略(2026〜2028年度)に基づき、伸銅品事業の競争力強化と事業ポートフォリオの高度化を推進している。
伸銅品事業は、同社が推進する資源循環ループにおいて顧客との重要な接点を担う事業であり、顧客発生スクラップの循環利用拡大や合金リサイクル技術の高度化を進めるとともに、高付加価値銅合金やデータセンター向け材料など成長分野への展開を強化している。
RM社は1995年の設立以来、東南アジア市場向け供給拠点として事業を展開してきた。しかし近年は、市場環境や競争環境の変化に加え、マレーシアにおけるスクラップ輸出規制の強化など、事業環境が大きく変化している。
こうした状況を踏まえ、同社グループでは供給体制ならびに資源循環の在り方について総合的に検討を重ねた結果、生産/物流機能の最適化を通じた競争力強化と資本効率向上が、中長期的な企業価値向上に資するものと判断した。
今回の再編により、生産効率向上や在庫圧縮による資本効率改善を図るとともに、創出される経営資源や生産余力を、高性能銅合金、駆動に電気モーターを使用する電動車(xEV)向け材料、データセンター向け材料などの成長分野へ重点的に振り向けることで、伸銅品事業のさらなる競争力強化と持続的成長を目指していく。
なお、RM社における伸銅品事業の操業終了時期は2027年3月を予定している。今後は、若松製作所(福島県会津若松市)で、銅/銅合金条のスリッター加工および販売事業を継続する。
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