ソニーは、空間コンテンツ制作を支援する「XYN」の空間キャプチャーソリューションをアップデートし、現実空間にあるオブジェクトの3D CGアセット生成に対応する。小道具から自動車まで幅広い対象を3D CGアセット化でき、製品デザインの検討素材などにも活用可能だ。
ソニーは2026年10月27日、空間コンテンツ制作を支援する「XYN」の「空間キャプチャーソリューション」において、3D CG生成アルゴリズムを強化し、現実空間にあるオブジェクトの3D CGアセット生成に対応するソフトウェアアップデートを日本と米国で提供開始すると発表した。
XYNの空間キャプチャーソリューションは、撮影を支援するスマートフォンアプリケーション「XYN Spatial Scan Navi」、3D CGアセットを生成するクラウドアプリケーション「XYN Spatial Scan」、生成したアセットを表示するレンダリングプラグイン「XYN Spatial Renderer Plugin」の3つで構成される。撮影から3D CGアセットの生成、表示までのワークフローを支援するものだ。
これまでは主にバーチャルプロダクション向けの背景アセットの撮影や生成に活用されてきたが、今回のアップデートにより、小道具から自動車まで、さまざまなオブジェクトの3D CGアセット化に対応する。映画や映像制作、ゲームのVFX制作、デジタルツインの構築、展覧会におけるデジタル体験サービスなどでの活用を想定している。
XYN Spatial Scanでは、3D CG生成アルゴリズム「XYN Venusアルゴリズム」を強化した。新たに生成対象となるオブジェクトの範囲を指定できるようになり、現実空間にある物体の透明感やツヤといった質感まで忠実に再現した3D CGアセットを生成できるという。
生成品質は用途に応じて選択可能だ。PCやスマートフォンでの表示に適した品質に加え、ハイダイナミックレンジやカラーマネジメントに対応し、大型LEDウォールなどでの活用にも適した品質を選択できる。また、生成品質やカラーワークフローなどの各種パラメーターを設定でき、映画やゲームの小道具、製品デザインの検討素材など、さまざまな3D CGアセット制作に活用できる。
XYN Spatial Scan Naviには、オブジェクト撮影に適した「オブジェクト:アシストモード」を追加する。被写体のサイズに合わせてスキャン範囲を指定できるナビゲーション機能を備え、被写体から等距離での撮影をガイドすることで、全周囲の撮影を支援する。なお、撮影できる被写体のサイズには制限がある。
XYN Spatial Renderer Pluginについても機能を強化する。Unreal Engineで3D CGアセットを背景として再生する際、スプラットの編集/加工やちらつき抑制などの機能によって映像品質の向上を図る。また、従来のUnreal EngineやDisguise RendererStreamとの連携に加え、2026年9月からは、リアルタイムVFX/XR制作に対応する「Aximmetry」バーチャルプロダクションプラットフォームとの連携も可能になった。
今回のアップデートに合わせて、用途に応じて選択できる新たな料金プランも提供する。無料の「Free」に加え、月額3300円(税込み)の「Creation 500」、月額1万1108円(同)の「Creation 2000」、月額3万4494円(同)の「Creation 2000+Renderer」を用意した。
Creation 500は少量の3D CGアセット制作、Creation 2000は高品質な3D CGアセットの継続的な制作、Creation 2000+Rendererはバーチャルプロダクションの背景制作から表示までを担うスタジオを主な対象としている。各プランでは、利用できるアプリケーションや機能が異なる。
3D CGアセットの生成などに使用するTokenは、Freeが毎月0Token、Creation 500が毎月500Token、Creation 2000とCreation 2000+Rendererが毎月2000Tokenとなる。Tokenは生成品質などの設定に応じて消費され、追加購入も可能だ。Freeでは500Token当たり3300円(税込み)で購入でき、有料プランでは加入プランや購入量に応じて割引率が変わる。なお、Freeでも追加Tokenを購入することで3D CGアセットを生成できる。
さらに、クレジットカードによるオンライン決済にも対応する。これにより、法人に加え、個人のプロクリエイターや小規模な制作チームも業務用途で利用できるようになる。
今後は、開発中の機能やアルゴリズムをクリエイターが試用できる「Labアプリ」の提供も順次開始する予定だ。利用者から得たフィードバックを機能改善や今後の開発に反映し、アプリケーションの品質向上を図るとしている。
※本記事は制作段階で生成系AIを利用していますが文責は編集部に帰属します(ITmedia AI倫理ポリシー)。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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