ヤマハ発動機は、「Japan Mobility Show Bizweek 2026」の自動車工業会企業による合同展示において、水素エンジン搭載ゴルフカーのコンセプトモデル「DRIVE H2」を披露した。
ヤマハ発動機は、「Japan Mobility Show Bizweek 2026」(2026年10月13〜16日、幕張メッセ)の自動車工業会企業による合同展示において、水素エンジン搭載ゴルフカーのコンセプトモデル「DRIVE H2」を披露した。
DRIVE H2は、米国を中心に世界各地で販売している4人乗りゴルフカー「DRIVE2 CONCIERGE4」をベースに開発した、最高時速30km以下のスローモビリティだ。ヤマハ発動機が2015年から開発を続けてきた水素エンジンを搭載しており、2本の70MPaの圧縮気体水素タンクに充填(じゅうてん)した合計50L(リットル)の水素を燃料に走行する。
水素エンジンは排気量402ccの単気筒で、後席下部に収まるサイズになっている。ポート噴射方式を採用しており、リーン燃焼による安定した水素燃焼が特徴だ。水素エンジンの課題の一つであるNOx排出も十分に抑制できているという。圧縮気体水素タンクは前席下部と、後席後方の荷室スペースに設置しており、満充填時には100km以上の走行が可能だ。
2024年1月に米国のフロリダ州で開催されたゴルフ業界最大級イベント「PGAショー」で初披露されたDRIVE H2だが、カーボンニュートラルなスローモビリティという特徴があるものの用途開拓が課題になっていた。現在、ヤマハ発動機が期待をかけているのが、米国のゲーテッドコミュニティーなど一定エリア内での移動における脱炭素需要だ。「米国のフロリダ州などでは、地域内移動における日常の足として一家に一台ゴルフカーを所有するほどにスローモビリティが浸透している。水素を燃料とするモビリティは水素インフラの整備が課題になるが、一定エリア内の移動に用いるモビリティ向けであれば多数設置する必要がないので、DRIVE H2は相性がいいと考えている」(ヤマハ発動機の説明員)という。
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