これまでナノイーのカビ抑制メカニズムとして考えられていたのがカビ細胞膜の損傷による空洞化だ。OHラジカルを含むナノイーがカビ胞子に付着した後、カビ細胞膜を損傷してカビ胞子の内圧の負荷で内容物が流出して空洞化し、カビが抑制される。ナノイーX(72兆)ではこれに加えて、カビ抑制成分によってナノイーがカビ内部に侵入して内部タンパク質を変性させる効果が示唆された。
実際にナノイーX(72兆)では、大阪公立大学 名誉教授の向本雅郁氏の協力により、カビ胞子の細胞膜損傷率と内部タンパク質変性量の増加を確認している。向本氏は「今回解明したメカニズムは細胞構造に依存することから、生物学的に同様の細胞構造を有するさまざまな有害カビへの効果も期待される」と述べている。
今後パナソニックは、高気密化と高断熱化が進むことで室内が通年で多湿化しカビ発生のリスクが高まっている日本の住宅に向けて、カビ抑制時間を半分に短縮できるナノイーX(72兆)をさまざまな機器に搭載して提案していく方針である。
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