PLCに接続するだけ、フエストのAI予兆保全は他社製エアシリンダーもOK:産業オープンネット展2026

フエスト(FESTO)は「産業オープンネット展2026」において、AIを活用したエアシリンダーの予兆保全ソリューションを紹介した。

» 2026年09月28日 13時00分 公開
[長沢正博,MONOist]

 フエスト(FESTO)は「産業オープンネット展2026」(2026年9月11日、東京都立産業貿易センター 浜松町館)において、AI(人工知能)を活用したエアシリンダーの予兆保全ソリューションを紹介した。

追加のセンサーは不要、健康度で状態を確認

エアシリンダーの摩耗や異常の兆候を検知 エアシリンダーの摩耗や異常の兆候を検知[クリックで拡大]

 今回紹介した「AX Motion Insights Pneumatic(AX MIP)」は、AIを用いてエアシリンダーの摩耗や異常の兆候を検知するソリューションとなっている。

 エアシリンダーに搭載されている始点/終点センサーの信号をそのまま活用し、産業用PC(IPC)にインストールしたAIアプリケーションが、シリンダーが実際に動き出すまでの応答時間や反対側に到達するまでの時間をモニタリングする。そのため、追加でセンサーを設置する必要はなく、既存のPLCに接続するだけで利用を開始できる。主要メーカーのPLCに対応している。

 また、長年のノウハウを基に作られたフエストのAIアプリケーションは、実際の動作を一定程度観察させるだけで、自動的に「正しい状態」を理解して予兆保全を開始するため、ユーザー側での複雑な設定も不要だ。フエスト製だけではなく、他社製エアシリンダーでも利用可能だ。

 AIの診断結果は「健康度」として数値で表示され、新品の状態を100%として、現在の状態を確認できる。データをクラウド上で管理すれば、遠隔地の工場の状態もモニタリングできる。

エアシリンダーの状態を健康度として数値で表示 エアシリンダーの状態を健康度として数値で表示[クリックで拡大]
エアシリンダーの予兆保全の他、電動アクチュエーターの予兆保全なども展開 エアシリンダーの予兆保全の他、電動アクチュエーターの予兆保全なども展開[クリックで拡大]出所:フエスト

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