新型「レクサスNX」がハイブリッドシステムを刷新、PHEVのEV走行距離は140kmに電動化(1/2 ページ)

トヨタ自動車がレクサスブランドの小型SUV「NX」の新モデルを公開。ハイブリッドシステムの刷新やボディー剛性の大幅な向上、シャシーと車両制御のチューニングなど大幅な改良を施したビッグマイナーチェンジの位置付けとなる。

» 2026年09月02日 06時15分 公開
[MONOist]

 トヨタ自動車は2026年9月1日、レクサスブランドの小型SUV「NX」の新モデルを公開した。ハイブリッドシステムの刷新やボディー剛性の大幅な向上、シャシーと車両制御のチューニングなど大幅な改良を施したビッグマイナーチェンジの位置付けとなる。2026年末以降、世界各地域での発売を予定している。

レクサスブランドの新型「NX」 レクサスブランドの新型「NX」[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車
新型「NX」のフロントビュー新型「NX」のサイドビュー新型「NX」のリヤビュー 新型「NX」のフロントビュー(左)、サイドビュー(中央)、リヤビュー(右)[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車

 車種構成は、排気量2.0L直列4気筒エンジンのHEV(ハイブリッド車)モデル「300h」、排気量2.5L直列4気筒エンジンのHEVモデル「350h」、排気量2.5L直列4気筒エンジンのPHEVモデル「450h+」から成る。300hはFF車のみ、350hはFF車とAWD車、450h+はAWD車となっている。現行モデルでは、排気量2.4L直列4気筒エンジン+インタークーラー付きターボモデルをラインアップしていたが(国内では既に販売終了)、新モデルは電動車のみの構成となる。

 新型NXで採用した新世代ハイブリッドシステムは、トランスアクスルとモーター、PCU(Power Control Unit)を一体化することで、e-Axleの小型化、軽量化、低重心化を実現している。これら駆動系の効率改善に加え、インバーターのパワー素子にシリコン半導体よりも電力変換損失が少ないSiC(シリコンカーバイト)半導体を採用することで効率を高め、燃費を向上した。バッテリーの電力出力も向上し、動力性能を高めたとする。

新世代ハイブリッドシステムのe-Axle 新世代ハイブリッドシステムのe-Axle。トランスアクスルとモーター、PCUを一体化した[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車

 PHEVである450h+では、現行のPHEVモデルと比べて、電池出力を8%、電池容量を30%向上した新開発のバッテリーを搭載した。満充電からのモーターのみを使用した走行距離(EV走行距離)は、現行モデルの87km(国都交通省審査値)から約61%増となる140km(WLTCモード、開発中の暫定値)まで拡大した。急速充電については、北米向けのNACS/CCS1、欧州向けのCCS2、日本向けのCHadeMOなど各地域で用いられている規格に対応する。

PHEVモデルの新開発バッテリー PHEVモデルの新開発バッテリー[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車

 新開発のバッテリーは、電池セルの配置方向を従来の前後方向から横方向に変更しており、ボディー全体の横方向の剛性向上に貢献している。また、バッテリー搭載位置が下がったことで低重心化を実現しており、操縦性と走行安定性の向上に大きく寄与しているという。

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