新潟医療福祉大学は、特殊なタブレット端末を用いたゲーム型訓練により、両眼性弱視の子どもの視力が改善することを明らかにした。
新潟医療福祉大学は2026年5月25日、特殊なタブレット端末「Occlu Tab(オクルタブ)」を用いたゲーム型訓練により、左右両方の眼の視力が十分に発達しない両眼性弱視の子どもの視力が向上することを明らかにしたと発表した。電気通信大学、北里大学らとの国際共同研究による成果だ。
今回の研究は、専用の眼鏡を着用したときのみ映像を視認できる、特殊構造のOcclu Tab(iOS版は「Occlu Pad」)を活用してゲーム型訓練を実施した。同端末は、肉眼では画面が見えない仕組みになっており、訓練対象ではない眼は眼鏡を通しても画面を視認できない。ゲームをプレイする際は自然と訓練対象の眼を使用することになるため、子どもが積極的にゲームをすることで視力の悪い眼が鍛えられる仕組みになっている。
これまで片眼性弱視の治療に使用されてきたが、左右それぞれの眼に対して訓練を実施することで、両眼性弱視に対しても治療効果を発揮することを証明した。
弱視は視機能が十分に発達しない病気であり、視機能の成長期である子どもの間にしか治療できない。従来の治療法では、視力の良好な眼に眼帯を貼り、視力の悪い眼のみを使用させる訓練方法が主流だったが、子どもが嫌がり継続が困難という課題があった。
ゲームを訓練に活用することで、子どもが楽しく積極的に参加できるようになる。日本発のゲーム型訓練デバイスが、弱視治療に貢献できることを国際共同研究で示した。
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