キャディの図面データ活用クラウドソリューション「CADDi Drawer」を、コマツ産機と小松製作所金沢工場が導入した。過去図面などへのアクセスを効率化する。
キャディは2024年11月14日、同社の図面データ活用クラウドソリューション「CADDi Drawer」を、コマツ産機と小松製作所金沢工場が導入したと発表した。
コマツグループでは、グループ全体でのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進している。その一環として今回、図面などの重要データの活用を目的に、コマツ産機および小松製作所金沢工場でのCADDi Drawerの導入を決定した。
コマツ産機では、年間2万枚以上の新図を作成している。同ソリューション導入によって過去データへのアクセスが容易になることで、新図作成数の抑制や、製品リードタイム短縮を目指す。同時に、固定費削減や品質向上も目指す。
コマツ産機では、カスタマイズ商品設計時に「似ているが少し違う図面」が増えたり、「結果的には旧図でよかったのに、出図時に探すことができずに新図を作成」するなどの事例が発生していた。これらによって発生する無駄な工数や、下流行程での品質、納期、コストに関するリスクおよび非効率化の問題を、同ソリューションを導入することで解決できることを期待している。
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