ジャパンモビリティショーのコンセプトカー出展予定ジャパンモビリティショー2023(1/4 ページ)

「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」では自動車メーカーがさまざまなコンセプトカーを出展する。展示予定のコンセプトモデルをダイジェストで紹介する。

» 2023年10月24日 10時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

 「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー、旧東京モーターショー)」(プレスデー:10月25日〜26日、一般公開日:10月28日〜11月5日、東京ビッグサイト)では自動車メーカーがさまざまなコンセプトカーを出展する。展示予定のコンセプトモデルをダイジェストで紹介する。

トヨタ自動車

IMV 0

 トヨタ自動車は、ピックアップタイプのコンセプトカー「IMV 0(アイエムブイ ゼロ)」を出展する。オーナーとともに作り上げて初めて完成するという「IMV」の原点に立ち返ったとしている。架装部はボルトとナットによってデッキ部と締結可能で、ビジネスからプライベートまでさまざまな架装の可能性を持たせた。IMV 0の拡張性を生かし、飲み物の販売やカプセルアイテムの提供などの展示も行う。

 IMV 0の車両サイズは全長5300×全幅1785×全高1740mmで、ホイールベースは3085mmとなる。乗車定員は2人だ。

IMV 0[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車

KAYOIBAKO

 トヨタ自動車は、好きなときに、好きな場所で、好きなことができるモビリティの未来を実現するコンセプトモデルとしてEV(電気自動車)の「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」を披露する。名前の由来は拠点間を行き来しながら部品や製品を安全かつ効率的に運ぶ通い箱だ。中敷きを変えることで生産現場ごとのさまざまなニーズに対応できる特徴をコンセプトカーに取り入れた。

 カヨイバコはモビリティの「素性のよい原単位」を追求した内外装のパッケージや手ごろさに加えて、目的に応じて役割を変える拡張性を持つ。また、スマートグリッドなど知能化された社会システムの一部としても活躍するとしている。

KAYOIBAKO[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車

 用途はビジネスからプライベートまでカバーする。ビジネスユースでは、ラストワンマイルの物流の課題に向けて、効率的な小口輸送に適したカスタマイズを提供する。商品陳列棚を設けた移動販売車や、座席を増やした乗り合いバスなど、地域の課題に合わせた変更にも対応する。プライベートでは、一人一人の趣味嗜好に合わせたカスタマイズによってオンリーワンのモビリティに進化でき、車いすユーザーの使いやすさにも応える。

 車両サイズは全長3990×全幅1790×全高1855mm、ホイールベースが2800mmとなる。車内は室内長3127×室内幅1485×室内高1437mmだ(運転席側の室内長は2141mm)。

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