図研は、魚群探知機や船舶レーダーなどを取り扱う船舶用電子機器総合メーカーである古野電気が推進する船舶用大型機器のメンテナンス/サービス業務の品質と作業効率向上を支援する一環として、ラティス・テクノロジーの「XVL Studio Standard」を導入し、組立作業手順書の3D化とアニメーション化を実現したと発表した。
»2023年08月23日 06時30分 公開
[MONOist]
図研は2023年8月22日、魚群探知機や船舶レーダーなどを取り扱う船舶用電子機器総合メーカーである古野電気が推進する船舶用大型機器のメンテナンス/サービス業務の品質と作業効率向上を支援する一環として、ラティス・テクノロジーの「XVL Studio Standard」を導入し、組立作業手順書の3D化とアニメーション化を実現したと発表した。
そこで3Dデータ化を推進することを決めた。今回導入したXVL Studio Standardは、設計部門の3D CADデータを約100分の1の容量に軽量化できるXVLフォーマットに変換し、3D CADを使わないメンテナンスチームでも簡単に編集やアニメーション化ができるものだ。そのため、直感的で理解しやすい3Dの組立作業指示書が低コストで効率的に作成できる。古野電気では、これにより、修理やメンテナンスプロセスにかかわるリードタイムと作業工数を画期的に改善することに成功したとしている。
自律運航船の遠隔監視・操船を担う「フリートオペレーションセンター」に潜入!
海事企業など国内30社が参画する「Designing the Future of Full Autonomous Ship プロジェクト」の「フリートオペレーションセンター」が、2021年9月2日に竣工した。自律運航船の航行を主に遠隔監視と遠隔操船で支援する陸上拠点で、複数の自律運航船を遠隔監視できる「統合表示ブロック」と個別に遠隔操船できる「非常対応ブロック」で構成される。また、自律運航船に搭載する舶用機器とシステムの運用試験を陸上で実施できる想環境も用意した。