日立製作所は、同社のLumadaソリューション「Hitachi AI Technology/計画最適化サービス」を日立ハイテクに導入し、生産計画を自動立案化したと発表した。
日立製作所(以下、日立)は2023年5月24日、同社の製造業、流通業向けソリューション「Hitachi AI Technology/計画最適化サービス」を日立ハイテクの笠戸地区(山口県下松市)に導入し、生産計画を自動立案化したと発表した。
半導体製造装置を受注生産する日立ハイテク笠戸地区では、顧客の個別仕様に基づいて製品を生産している。生産の際には、納期や部品、設備などのさまざまな条件を考慮して生産計画を立案していた。
今回、笠戸地区が導入したHitachi AI Technology/計画最適化サービスは、日立のデジタルソリューション「Lumada」のサービスとなる。AI(人工知能)と数理最適化を連携させた、日立独自の制約プログラミング技術を活用している。
笠戸地区で約1年間にわたり運用したところ、さまざまな変化に対応できる生産計画を、自動的に立案できるようになった。生産計画立案に必要な時間は従来の約5分の1になり、より長期での生産計画立案も可能になった。
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