VBSのプログラムの記述方法を簡単にまとめます。今回紹介するのは以下の7つです。
まずは、「hello world」と表示するプログラムを作成し、VBSの実行方法を確認します。
任意のフォルダに、「HelloWorld.vbs」というファイルを作成します。なお、ファイルの文字コードをsjisとして保存してください。
テキストエディタでファイルを開き、リスト1のコードを記述します。
WScript.Echo "hello world"
入力後、ファイルを保存して閉じます。
実行方法は、作成したvbsファイルをダブルクリックすればOKです。今回は、保存したファイル「HelloWorld.vbs」をダブルクリックすると、図1のメッセージを表示します。
実行すると、図1のウィンドウが現れます。メッセージを確認すると、「hello world」と出力できていますね。なお、VBSでは、「WScript.Echo」がメッセージ表示の命令文となっています。
次は、フォームから入力した文字列を表示するプログラムを作ります(リスト2)。
'変数宣言 Dim Input 'メッセージ入力画面の表示 Input = InputBox("メッセージを入力してください") '入力したメッセージ表示 WScript.Echo Input
リスト2は、入力フォームからキーボード入力した文字列を、変数Input代入し、メッセージを表示するプログラムです。
プログラムを実行すると図2のメッセージ入力画面が現れます。
図2の入力フォームに「メッセージテスト」と入力し、OKボタンを押下すると、入力したメッセージである「メッセージテスト」を画面に表示します(図3)。
このように、入力フォームに任意の文字列を入力し、メッセージを表示できればOKです。
次は、If文を使用して条件分岐するプログラムを作成します(リスト3)。
'変数宣言 value = 10 'valueの値によって条件分岐する If value >= 100 Then WScript.Echo "100以上" ElseIf value >= 50 Then WScript.Echo "50以上" Else WScript.Echo "50より小さい" End If
リスト3は、下記を実行するプログラムです。
VBSでも、他の言語と同様にIfに条件を記述すると分岐できます。なお、このプログラムでは変数valueは10となっており、「50より小さい」と表示します。
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