VFRとブルーイノベーションは、点検や物流、警備などのドローンを活用したソリューションの導入に関するワンストップサービスの提供に向け、MOUを締結した。ハード、システム、パイロット育成を融合する。
VFRとブルーイノベーションは2022年11月10日、点検や物流、警備などのドローンを活用したソリューションの導入に関するワンストップサービスの提供に向け、同月1日にMOU(基本合意書)を締結したと発表した。
VFRの「ハード」とブルーイノベーションの「システム」「パイロット育成」が融合することで、ドローンを使った新事業の立ち上げや課題解決を支援する。同契約の第1弾として「ドローンコンフィグレーター」を開発し、2023年1月の運用開始を予定している。
今回の協業においてVFRは、目的や用途に合わせて設計、製造、量産開発したハードと、ERPシステムやドローンコンフィグレーターを活用した機体情報の管理、品質保証を担当する。ブルーイノベーションは、複数のドローンやロボットを遠隔および目視外で自動制御、連携できるデバイス統合プラットフォーム「Blue Earth Platform(BEP)」を活用したシステムの提供と、パイロットの育成を担当する。
ハードウェア、ソフトウェア、サービスを一体化することで、ドローンの導入を検討している企業が、導入計画提案や機種選定、運用など、ソリューション全体を俯瞰したサービスを享受できるようになる。
現在開発中のドローンコンフィグレーターは、ユーザーの要望に応じた産業用ドローンのカスタム設計や、その場での見積もりができる。在庫もリアルタイムで確認できるため、発注から納品までの期間短縮に貢献する。さらに、安全性を保証した部品のみで構成し、部品レベルのトレーサビリティーを可能にする。
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