DXを巡る話は抽象的? 「具体例を知りたい」の声に応えました製造マネジメント メルマガ 編集後記

DXをめぐる記事についての雑感です。

» 2022年10月11日 12時00分 公開
[池谷翼MONOist]

 この記事は、2022年10月11日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


 「DX(デジタルトランスフォーメーション)」について、一度も聞いたことがない、何のことだか全く分からないという人は、少なくとも本メルマガ会員の間ではもう大分少なくなっているのではないかと思います。バズワードとしてビジネス領域で一気に普及し市民権を得たこのDXという単語は、いまや企業が最優先で取り組むべき課題として位置付けられるようになっています。

 現在、Web上には「なぜDXを推進すべきなのか」「DXで何が変わるのか」「どのようにDX戦略を推進すべきか」といった記事があふれています。要するにDXのコンセプトやその意義、組織作りなどの進め方を、やや一般化し、かみ砕いて説明するような内容です。MONOistでもこれらのテーマについて、ニュースや連載記事などで深掘りした内容をお届けしてきました。

 ただ、時折、SNSで気になる感想を見かけることがあります。それは「抽象的な話よりも、具体的な事例とかを知りたいんだけど……」といったものです。

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