カセットガスのカーボンフットプリントをGHG排出量算定サービスで効率的に算出脱炭素

ゼロボードは、同社のGHG排出量算定、可視化サービス「zeroboard」を使用し、「イワタニカセットガス(オレンジ)」の製品別CFPの効率的な算出を支援する。

» 2022年08月24日 10時00分 公開
[MONOist]

 ゼロボードは2022年8月1日、同社のGHG(温室効果ガス)排出量の算定、可視化サービス「zeroboard」を活用し、「イワタニカセットガス(オレンジ)」の製品別CFPの効率的な算出を支援すると発表した。

 イワタニカセットガスは、岩谷産業のグループ会社イワタニカートリッジガスが製造する製品。岩谷産業では、zeroboardのCFP(カーボンフットプリント)算定機能を活用し、製造時に必要な燃料や電気(スコープ1、2)のほか、原材料、輸送など(スコープ3)も含んだサプライチェーン全体でCFPを算定する。

 zeroboardは、国際基準のGHGプロトコルに基づき、企業活動やサプライチェーン由来のGHG排出量を算定、可視化できるクラウドサービス。CFP算定機能では、複数存在する製品別排出原単位の算定ルールに沿って測定できる。海外主要国の排出原単位も選択可能で、ユーザーが保有する外部排出原単位データベースをインポートして利用することもできる。

キャプション GHGプロトコルにおけるScope1、2、3の分類[クリックで拡大] 出所:ゼロボード

 岩谷産業は、算定したCFPを社内で使用するほか、社外にも公表する予定だ。環境負荷低減への取り組みを可視化することで、サプライチェーン全体のGHG排出量の算定および削減に働きかけるモチベーションになる。これにより、企業価値の向上につながるとしている。

⇒その他の「脱炭素」の記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.