英製造業サプライチェーンに対する新型コロナなどの影響調査結果を公開:製造マネジメントニュース
インフォアは、英国の製造業サプライチェーンに対する、新型コロナウイルス感染症拡大などの影響に関する調査結果を発表した。最大の混乱要因はパンデミックで、対象企業のうち93%が何らかの混乱が発生したと回答した。
インフォアは2022年7月19日、英国の製造業サプライチェーンに対する、新型コロナウイルス感染症拡大などの影響に関する調査結果を発表した。調査は、同国の製造業業界団体Make UKと共同で、同年2月2〜23日にかけて132社の製造業企業を対象に実施した。
同調査によると、過去2年間にサプライチェーンへの最大の混乱要因となったのはパンデミックで、対象企業のうち93%が何らかの混乱が発生したと回答した。さらに47%の企業が、壊滅的または重大な影響が発生したと答えている。
このような影響に対して、38%の企業が過去2年間にサプライヤー数を増加させている。今後2年間で43%の企業が英国のサプライヤーを増やす意向を示しており、極東のサプライヤーを減らすとした企業が12%存在する。
企業が抱えるサプライヤー数は現状で、51〜100社が全体の22%、101〜200社が15%、200社以上が14%。サプライチェーンの複雑化に伴い、サプライヤーのモニタリングなど、サプライチェーン戦略を確実に遂行する必要性が高まっている。
サプライチェーン戦略は中小企業では進んでおらず、デジタル戦略も大企業ほど進捗していないことが分かった。しかし今後は、デジタルサプライチェーンへの支出を増やす意向の企業も多く、42%が今後2年間で10%以上の投資増を計画している。
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