三菱自動車がシンクロンの保守部品価格管理ソリューションを導入製造IT導入事例

シンクロンの価格設定ソリューション「Syncron Price」を、三菱自動車工業が保守部品の価格管理に向けた基盤技術として導入した。複雑なアフターマーケットの課題を差別化要因に変更するために設計されており、生産性向上やコスト削減を支援する。

» 2022年07月01日 10時00分 公開
[MONOist]

 シンクロンは2022年6月7日、同社の価格設定ソリューション「Syncron Price」を、三菱自動車工業(三菱自動車)が保守部品の価格管理に向けた基盤技術として導入したと発表した。

 製造業でもアフターマーケット事業の重要性が増す中、特に、製品ライフサイクルの短期化や消費スタイルの変化、技術進化などの影響により、需要量を予測して適正価格を設定する作業の難易度が上がっている。三菱自動車でも複雑なアフターマーケットの価格管理に直面しており、効率的かつ正確な価格設定が可能な価格管理業務向けソリューションを必要としていた。

 こうした背景から、要件に基づいて機能比較を実施した結果、ソリューションベンダーとして評価が高く、サポートも万全なことから、Syncron Priceを採用。今後、製品としての進化を期待できることも評価したという。

 Syncron Priceは、保守部品の価格を部品セグメントの特性に応じて、さまざまな価格戦略や設定手法により最適化する。部品そのものの価値やリアルタイムの市場価格、部品のライフサイクル、競合などの視点を取り入れている。製造メーカーが抱える複雑なアフターマーケットの課題を差別化要因に変更するために設計されており、生産性向上やコスト削減を支援する。

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