アフターサービス業務向けソリューションを展開するシンクロンは2021年8月20日、フィールドサービス管理ソリューションやワランティ管理ソリューションを展開するマイズとの合併を発表した。
製造業のアフターサービス業務向けソリューションを展開するシンクロンは2021年8月20日、フィールドサービス管理(FSM)ソリューションやワランティ管理(WCM)ソリューションを展開するマイズとの合併を発表した。製造業で注目が集まるアフターマーケットやサービスビジネス領域での課題解決を支援を強化する狙いがある。
シンクロンは在庫計画ソリューションや、価格最適化ソリューション、IoT(モノのインターネット)を活用した予知保全ソリューションを含むサービスパーツ管理や契約管理ソリューションを展開する企業である。一方で、マイズは耐久消費財メーカーなどを中心に、製造業とエンドユーザー、ディーラー、サービスプロバイダーネットワーク、サプライヤー間で行われる保証サービスプラン、サポート、サービスデリバリー、返品などサービスライフサイクルマネジメント(SLM)全般の管理を実現するSaaS(Software as a Service)ソリューションを展開している。
今回の合併を通じて両社は、製造業が抱えるアフターマーケットやサービスビジネスにおける業務の複雑性を解消するとともに、製品販売からサービス提供への変化を中心としたビジネスモデル変革の支援を目指す。AI(人工知能)技術やIoTを活用して導いた故障予測に基づいた、最適な部品供給計画によるサービスイベントの実現を狙う。これによって顧客企業は、サービスの収益性を確保して運転資本を最適化、ビジネス成長を実現するとともに、革新的なサービスの開発も可能になるとしている。
合併後、シンクロンは自動車、建設、農業機械、産業機械、ハイテク、医療機器、耐久消費財などの業界で持つ200社以上の顧客基盤をベースに、さらなるイノベーションを加速するとしている。
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