工場のカーボンニュートラル化をどう進めるか。
この記事は、2022年5月9日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
ゴールデンウイークが明けました。読者のみなさまは連休中、いかがお過ごしだったでしょうか。筆者はさほど遠出はしませんでしたが、近くの観光地へと足を運び、ささやかな休暇を楽しみました。今回の連休中、全国各地の観光地は前年より人出が増え、賑わいを見せたという報道を見かけました。もちろん、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染リスクには十分配慮しなければなりませんが、休暇の過ごし方の選択肢として「旅行」が徐々に復権しつつあるなと感じています。
さて、全く話は変わりますが、先月(4月)中旬にパナソニックの草津事業所(滋賀県草津市)を訪れ、再生可能エネルギーで燃料電池工場の消費電力を100%まかなうこと(RE100)を目指す実証施設「H2 KIBOU FIELD」を見学しました。同社が製造する純水素型燃料電池を99台配置し、ここに太陽電池、リチウムイオン蓄電池を組み合わせたシステムを展開しています。まだRE100が実現したわけではありませんが、工場の自家発電燃料として水素を本格活用した実証としては「世界初」の試みだそうです。
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