産業用ロボットでも“鉄人28号タイプ”が広がる？：FAメルマガ編集後記

遠隔で人手によるサポートを加える形が進む。

» 2022年04月15日 12時00分公開

　この記事は、2022年4月15日発行の「FA メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

　2022年3月の「2022国際ロボット展（iREX2022）」を取材していて「“鉄人28号タイプ”の出展が多いな」と感じました。

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広がる遠隔操作ロボットの世界、川崎重工とソニー、オカムラ、ホンダなどが本格化
慢性的な人手不足や、コロナ禍による人依存度の低減などから、製造現場でより幅広いロボットの活用が進んでいる。その中で、ロボットによる作業の内、完全自動化が難しい部分だけを人の遠隔操作で補う「遠隔操作ロボット」への取り組みが本格化しつつある。
ロボットの遠隔操作を身近に、川崎重工とソニーが作ったリモートロボティクス
川崎重工とソニーグループが設立した遠隔操作ロボットサービスのリモートロボティクスは、「2022国際ロボット展（iREX2022）」（東京ビッグサイト、2022年3月9～12日）の川崎重工ブース内に出展し、同社の持つ技術力や遠隔ロボットサービスの内容を紹介した。
双腕ロボットによる自動化と遠隔操作のハイブリッド、ピッキング現場を効率化
オカムラは、「2022国際ロボット展（iREX2022）」（東京ビッグサイト、2022年3月9～12日）に出展し、AIを搭載したロボットと遠隔操作技術を組み合わせてピッキング作業の遠隔操作を実現する「PROGRESS ONE」を紹介した。
ローカル5Gでロボットを遠隔操作、人の遠隔作業支援も実現――NEC甲府工場
NECとNECプラットフォームズは、NECプラットフォームズ甲府事業所において、ローカル5Gを活用したピッキングロボットの遠隔操作と遠隔作業支援の有効性が確認できたと発表した。今後、実用化に向け2021年度は価値検証を進め、2022年度中に本格導入を目指す。