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» 2021年11月29日 06時30分 公開

PFNが自律移動ロボット子会社のPFRoboticsを設立、アマノから20億円を調達ロボット開発ニュース

Preferred Networks(PFN)は、自律移動ロボットの研究、開発、製造、販売を行う子会社「株式会社Preferred Robotics」(以下、PFRobotics)を会社分割で設立した。PFRoboticsは、第三者割当増資によりアマノから20億円の資金を調達する予定で、今後はPFRoboticsとアマノで次世代型業務用清掃ロボットの開発を進める方針だ。

[朴尚洙,MONOist]

 Preferred Networks(PFN)は2021年11月26日、自律移動ロボットの研究、開発、製造、販売を行う子会社「株式会社Preferred Robotics」(以下、PFRobotics)を同月1日に会社分割で設立したと発表した。PFRoboticsは同月30日付で、新規発行株式を割り当てる第三者割当増資により、タイムレコーダーなど時間管理機器を手掛けるアマノから20億円の資金を調達する予定で、今後はPFRoboticsとアマノで次世代型業務用清掃ロボットの開発を進める方針だ。

 業務用清掃ロボット市場は、清掃作業人員の高齢化や人手不足を背景に需要が拡大しており、衛生意識の高まりもあって、2024年には現在の2倍となる約150億円規模に拡大するという調査結果もある。アマノのクリーンシステム事業は、この業務用清掃ロボットを開発、製造、販売しており、将来の成長ドライバーとして期待を寄せている。そのためにも、さらなるロボット化やIT化を進めた次世代型業業務用清掃ロボットの開発が急務であり、ロボット技術に先進の知見を有するPFRoboticsがアマノにとって最高のパートナーになると考え、今回の出資を決めたという。

アマノの業務用清掃ロボット「EGrobo」 アマノの業務用清掃ロボット「EGrobo」[クリックで拡大] 出所:アマノ

 今後はPFRoboticsと共同で、AI(人工知能)を活用したロバスト性の高いSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術を採用し、自律移動性能を高めた次世代型業務用清掃ロボットを開発する。販売目標として、両社で年間1000台以上を狙うとしている。

 PFRoboticsは、今回の資金調達により、財務基盤の強化、優秀な人材の確保、ロボットの開発および製造のための投資を行う。アマノとの次世代型業務用清掃ロボットの共同開発に加えて、同社が持つ顧客基盤、営業力、サポート力を生かして早期にロボット製品の販売体制を整える。また、PFRobotics独自でさまざまな分野向けの自律移動ロボットの開発も進めており、2022年中に新製品の販売を開始する予定である。

 PFNは「すべての人にロボットを」をコンセプトに掲げて、これまでもさまざまな形でロボット事業に取り組んできたが、今回はロボット事業を早期に立ち上げるため、ロボットの専門人材を集めたPFRoboticsを設立することを決めた。独立した専業会社にすることにより、新会社の経営陣が迅速に意思決定を行い、事業のステータスに応じた最適な組織の構築、適切なパートナーとの協業推進、資金需要への柔軟な対応を実現し、事業化を加速する。なお、PFNは今後もロボットに関連する基礎技術の開発および既存パートナーとの関連事業を継続する。また、自律移動ロボット分野でPFRoboticsと連携して、あらゆる場面でロボットが活躍する未来の実現を目指すとしている。

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