トヨタ自動車とPreferred Networksは、トヨタの生活支援ロボット「Human Support Robot」をベースに、サービスロボットを共同で研究開発する。この共同開発により、世界に先駆けたサービスロボットの実用化を目指す。
トヨタ自動車(トヨタ)とPreferred Networks(PFN)は2019年8月7日、トヨタの生活支援ロボット「Human Support Robot(HSR)」をベースに、サービスロボットを共同で研究開発すると発表した。サービスロボットが一般的な生活環境の中で自ら学習し、さまざまなタスクを遂行できるレベルを目指す。
トヨタはHSRを数十台規模でPFNに貸与し、今後3年間連携して研究開発に取り組んでいく。両社は、知的財産を含めた相互の技術を共有し、研究成果も自由に活用可能とする。
HSRは、トヨタが2012年に開発。生活支援ロボットとしての基本的なプラットフォームを持ち、国内外の49機関で研究開発に利用されている。PFNは、2014年の創業以来、深層学習技術を用いた自動車・産業用ロボットなどのハードウェアの知能化に取り組んでいる。
今回の共同開発により両社は、世界に先駆けたサービスロボットの実用化を目指すとしている。
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