エッジAIへのDevSecOps導入とIoT機器の長期利用を支援するサービスIoTセキュリティ

サイバートラストは、セキュアエッジAI向けに新しくパッケージ化した、IoT機器向け長期サポートサービス「EM+PLS」の提供を開始する。国際規格対応のセキュリティ対策を組み込んでおり、IoTの開発負担を軽減し、DevSecOpsの導入を容易にする。

» 2021年11月16日 08時00分 公開
[MONOist]

 サイバートラストは2021年11月4日、同社のIoT(モノのインターネット)機器向け長期サポートサービス「EM+PLS(イーエムプラス)」を新たにパッケージ化し、セキュアエッジAI(人工知能)コンピューティング向けのプラットフォームとして提供すると発表した。

 新しいEM+PLSは、超長期サポート組み込みOS「EMLinux」、IoT機器向けトラストサービスとOTA機能を備えた「Secure IoT Platform」をはじめ、意図しないプログラムの動作を防ぐ「セーフリスト防御策」、組み込みLinux高速起動ソリューション「LINEOWarp!!」、信頼性の高いファイルシステムで構成されている。

キャプション セキュアエッジAIコンピューティング向け「EM+PLS」構成イメージ[クリックで拡大] 出所:サイバートラスト

 EMLinuxに、サイバーセキュリティの国際規格「IEC62443-4-2」適合に向けた設定ガイドが含まれるなど、開発と運用の各プロセスに国際規格に対応したセキュリティ対策が組み込まれている。これにより、ユーザーの開発運用負担を軽減し、迅速な開発とセキュリティの確保を両立できるDevSecOpsの導入を容易にする。

 また、サイバートラストは、次世代AI環境の開発で提携するクアドリックのエッジAI向けM.2 PCIeカード「quadric dev kit」と統合開発環境「quadric SDK」の販売開始も発表した。なお、quadric SDKの90日間評価ライセンスを2021年12月24日まで無償で提供する。

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