ダッソーがBMWの生産拠点に生産計画ソリューションを展開製造IT導入事例

Dassault Systemesの生産計画、スケジューリングソリューション「DELMIA Quintiq」が、BMWの電動パワートレイン生産拠点3カ所で稼働を開始した。生産性を向上させながら、在庫とコストの削減ができるようになる。

» 2021年10月08日 14時00分 公開
[MONOist]

 ダッソー・システムズは2021年9月7日、同社の生産計画、スケジューリングソリューション「DELMIA Quintiq」が、BMWの電動パワートレイン生産拠点3カ所で稼働を開始したと発表した。

 今回のソリューション導入は、両社のパートナーシップの一環として実施。ドイツのディンゴルフィング、ライプツィヒ、レーゲンスブルクにあるBMW生産拠点で、DELMIA Quintiqの展開が完了した。

 各生産工場からの部品の需要計画と、DELMIA Quintiqの生産計画、スケジューリングを同期させることで、電動パワートレインの製造と組み立てを最適化する。また、DELMIA Quintiqによって段取りや在庫管理に要する時間を削減することで、生産性を向上させながら、在庫とコストの削減が図れるようになる。

 BMWはグループ内の部品生産の計画と最適化のために、今後もDELMIA Quintiqの導入に向けた取り組みを継続する予定だという。今後、ドイツ国内にある5カ所のプレス工場で、同ソリューションの適用を進める。

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