AIによる加工品質の精度維持運用工数を削減するソリューション製造ITニュース

富士通は、AIによる加工品質のリアルタイム予測とAIモデルのライフサイクル管理を支援するソリューション「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA 現場品質AI 運用管理パッケージ」を発売した。

» 2021年04月15日 09時00分 公開
[MONOist]

 富士通は2021年4月8日、AI(人工知能)による加工品質のリアルタイム予測とAIモデルのライフサイクル管理を支援するソリューション「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA 現場品質AI 運用管理パッケージ(現場品質AI)」の提供を開始した。

 現場品質AIは、工場などの加工設備のセンシングデータを収集、分析することで、加工品質をリアルタイム分析するAIモデルを専用サーバ上に作成する。エッジデバイスから独立した専用サーバ上でAIモデルを管理するので、エッジデバイスごとの個別の環境を用意する必要がない。

キャプション 「現場品質AI」の全体イメージ(クリックで拡大) 出典:富士通

 また、必要な処理能力に応じてサーバ構成を変更することで、柔軟に要件変更などに対応できる。さらに、予測結果を継続的に蓄積、評価してAIモデルのチューニング時期を判断することで、AIモデルの継続的な品質維持ができる。

 製造現場における品質維持とコスト削減に向け、円滑なAIモデル展開と安定したシステム運用支援のため、コンサルティング、モデル作成支援、運用サポートをサービスとしてトータルで提供する。

 価格は、1テナントあたり月額6万4800円、1設備あたり月額3万6000円(各税別)。コンサルティングやモデル作成支援などは別途見積もりとなる。2025年度までに3000設備への展開を目指す。

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