NECは、AIを活用し、未整理データを自動的に分類するクラウドサービス「データ自動仕分けサービス」の提供を開始した。データ仕分けの時間を最大50分の1に縮減し、高精度かつ効率的なデータ活用を支援する。
NECは2021年3月2日、AI(人工知能)を活用し、未整理データを自動的に分類するクラウドサービス「データ自動仕分けサービス」の提供を開始した。データ仕分けの時間を最大50分の1に縮減し、高精度かつ効率的なデータ活用を支援する。
サービスの利用には、正解見本となる学習用の教師データと分類カテゴリーとなる仕分け先データを事前に用意する。Webブラウザを通じてこれらのデータをアップロードし、仕分けAI(AIモデル)を作成。その後、分類対象となる仕分け対象データをアップロードするだけで、データ仕分けが完了する。
データの仕分けは、同社のAI技術群「NEC the WISE」の1種となる機械学習アルゴリズム「データ意味理解技術」を活用する。同技術は、データの本質的な意味をAIで推定しながら分類するため、高速かつ高精度なデータ仕分けが可能だ。
同サービスで仕分け作業を自動化することで、人手では数時間から数日必要だった仕分け作業時間を削減できる。また、3種類のデータを用意するだけで、専門的な知識がなくても簡単に分類作業の自動化ができる。
価格は月額50万円(税別)からで、初期導入費用と仕分けAIモデル作成費用は含まれない。今後3年間で、20社への提供を目指す。
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