STMicroelectronics(STマイクロ)は、IoT機器の開発を進めるため、Microsoftと協業した。マイクロコントローラー「STM32」を用いた開発に「Microsoft Azure RTOS」を活用することで、すぐに使用できるアプリケーション管理用サービスの提供が可能になる。
STMicroelectronics(STマイクロ)は2020年12月10日、IoT(モノのインターネット)機器開発の簡略化と加速化に向けて、Microsoftと協業すると発表した。
今回の協業により、STMicroelectronicsのマイクロコントローラー「STM32」を用いた開発にリアルタイムOS「Microsoft Azure RTOS」を活用することで、すぐに使用できるアプリケーション管理用サービスの提供が可能になる。
STM32向け開発エコシステム「STM32Cube」からMicrosoft Azure RTOSがシームレスに利用できるようになり、試作開発から量産までの工程で、STM32に展開された全てのイメージファイルに対してライセンスを無償で使用できる。
STM32Cubeでは、以前より100種類以上のソフトウェアパッケージが提供されている。今回、Microsoft Azure RTOSにも対応したことで、アプリケーションのさらなる開発加速に寄与する。
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