これだけ航空需要が減った状態だとSpaceJetには夢も希望も感じられませんが……。
前回の本メールマガジンを発行してから本日までの2週間の間(2020年10月28日〜11月9日)、製造業を含めて社会全体がものすごい勢いで動いていることを感じさせる事柄が多くありました。まず半導体業界ですが、2020年9月のNVIDIAによるArmの買収に引き続き大型買収が連続しました。10月20日にインテルがNANDフラッシュ事業を韓国のハイニックスに90億米ドルで売却し、10月27日にはAMDがFPGAベンダーのザイリンクスを350億米ドルで買収することを発表しました。
国内製造業については、2020年度(2021年3月期)の中間決算が10月最終週から始まり、多くの企業が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるマイナス影響から回復の途にあることが鮮明になっています。
そして、11月1日には大阪都構想の可否を決める住民投票が行われ、米国時間の11月3日には米国大統領選の投開票初日を迎えました。これらの結果はご存じの通り、大阪都構想は小差で否決され、米国の新大統領には民主党のショー・バイデン氏が当確となりつつあります。
本当にいろいろあった2週間ですが、一番印象に残っているのは、三菱重工業が10月30日の中間決算で発表したSpaceJet(旧MRJ)事業の事実上の開発凍結でした。
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