インターネットやGPSを使わずに時刻同期精度を保つNTP配信サービスを提供へ組み込み開発ニュース

セイコーソリューションズは、無線通信区間でもNTP同期精度を保つ技術「Seiko Smart Time Filter」を開発した。インターネットやGPSアンテナを使わずに高精度で時刻同期ができる。今後、同技術を活用したNTP配信サービスを提供予定だ。

» 2020年10月08日 08時00分 公開
[MONOist]

 セイコーソリューションズは2020年9月11日、無線通信区間でもNTP(Network Time Protocol)同期精度を保つソフトウェア技術「Seiko Smart Time Filter(仮称)」を開発したと発表した。インターネットやGPSアンテナを使わずに、時刻同期ができる。

 ICT機器の時刻同期には、いくつか方法がある。しかし、インターネット経由でパブリックNTPサーバに接続することは、セキュリティ上の問題から企業システムには向いていない。また、固定回線やGPSの時刻ソースを使って企業内部のNTPアプライアンスサーバに接続する場合は、回線やGPSアンテナの敷設に時間とコストがかかる。

 そこで同社は、インターネットを介さず、回線やアンテナの敷設が不要の閉域モバイル網を利用するSeiko Smart Time Filter技術を開発した。同技術を利用することで、無線通信区間でも時刻同期の開始直後から安定した精度で時刻配信が可能になる。首都圏内の実証実験では、UTC(協定世界時)の±50ミリ秒以内の時刻に同期できることを確認した。

 同社では、閉域モバイル網を活用したNTP配信サービスを同年11月以降に提供する予定だ。それに加えて、NTPサーバのメンテナンスや同期状況の監視など、オプションサービスの提供も計画している。

キャプション NTP配信サービスのイメージ(クリックで拡大) 出典:セイコーソリューションズ

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