設計機能を強化したCADソフトウェアの最新版を発表CADニュース

Siemens Digital Industries Softwareは、設計機能を強化したCADソフトウェア「Solid Edge 2021」を発表した。サブディビジョンモデリング、リバースエンジニアリングパフォーマンス、差異分析などを強化し、事前設計段階の時間を節約できる。

» 2020年08月07日 13時00分 公開
[MONOist]

 Siemens Digital Industries Softwareは2020年7月16日、設計機能を強化したCADソフトウェア「Solid Edge 2021」を発表した。アップデートにより、エンジニアの設計プロセスを容易にする。

「Solid Edge 2021」の強化ポイント

 Solid Edge 2021は、次のステップをAI(人工知能)で予測するアダプティブユーザーインタフェースと、CADENASの3Dモデル検索エンジン「3dfind.it」をシームレスに統合している。サブディビジョンモデリング、リバースエンジニアリングパフォーマンス、差異分析などの設計機能を強化し、事前設計段階の時間を節約できる。

「Solid Edge 2021」の使用イメージ 「Solid Edge 2021」の使用イメージ(クリックで拡大) 出典:Siemens Digital Industries Software
「Solid Edge 2021」の使用イメージ 「Solid Edge 2021」の使用イメージ(クリックで拡大) 出典:Siemens Digital Industries Software

 サブディビジョンモデリング機能により、Solid Edge環境内で有機的な形状を製品設計に容易に取り込める。これにより、プロセスをデータのインポート、エクスポート、分析をせずに単一のソフトウェアソリューションにとどめられる。

 また、Solid Edgeポートフォリオ全体にわたり、新しいキャビネットパネル設計機能による産業用制御パネルの迅速かつ正確な2Dレイアウト、流体シミュレーションと構造シミュレーションの最適な統合といった機能を強化。検索可能なポストプロセッサデータベースと、荒削り、適応ミル加工機能による数値制御プログラミングを加速させることができる。

 Solid Edgeと併用してデスクトップファイルを安全なクラウドストレージに同期できるTeamcenter Shareを導入しており、クラウドベースのコラボレーションオプションも強化している。

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