セルラータイプの作業者向けヘルメット取付型センサーシステムを発売製造業IoT

村田製作所は、ヘルメット取付型センサーデバイスを用いた「作業者安全モニタリングシステム」のセルラーLPWAモデルの販売を2020年7月より開始する。遠隔地から作業者の生体情報などをモニタリングできる。

» 2020年06月15日 14時00分 公開
[MONOist]

 村田製作所は2020年5月25日、ヘルメット取付型センサーデバイスを用いた「作業者安全モニタリングシステム」のセルラーLPWAモデルの販売を2020年7月より開始すると発表した。

 今回発表されたモデルにはSIMが内蔵されており、LTE網の基地局を活用できる。センサーデバイスから基地局経由でクラウドにデータ集約。建設現場にゲートウェイを設置せずに、遠隔地から作業者の生体情報や周囲環境をリアルタイムでモニタリングすることが可能となる。

 電設工事作業など日々現場が変わる場合や、土木現場のような広範囲で作業が行われる場合などでの用途が見込まれる。サブGHz帯特定小電力無線モデルを共同開発した戸田建設が2020年6月にフィールドテストの実施を開始する予定だ。

キャプション セルラーLPWAモデルを用いたシステム構成 出典:村田製作所

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