Moxaは、産業用ネットワークをOT、ITの両面から保護する「産業用ネットワーク防御ソリューション」を発表した。利用者は、既存の産業オペレーションを維持したままネットワーク上の悪意ある振る舞いを効果的に検出し、阻止することができる。
Moxaは2019年11月12日、産業用ネットワークをOT(運用技術)とIT(情報技術)の両面から保護する「産業用ネットワーク防御ソリューション」を発表した。多層防御に必要なIPS(侵入防御システム)などのIT向けセキュリティテクノロジーを搭載する。また、既存の産業オペレーションを変更しなくても、OTネットワークをサイバー攻撃から保護できるよう調整されている。
同ソリューションは、「EtherGuard(産業用IPS、IDS)」「EtherFire(産業用次世代ファイアウォール)」「MXsecurity(セキュリティ管理ソフトウェア)」から構成される。IPS、IDSを産業用ネットワーク上に展開することにより、利用者はインターネットワームのブロックや封じ込めができ、ホワイトリストとセグメンテーションによってトロイの木馬攻撃のリスクを低減できる。
多くの現場で利用されている産業用プロトコルを認識し、不正侵入などネットワーク上の「悪意のある振る舞い」を阻止。セキュリティを一元的に管理する機能を備えており、EtherGuardおよびEtherFireに対して仮想パッチを自動的に適用し、接続しているネットワークデバイスの保護を維持できる。
今回発表されたEtherGuard、EtherFireおよびMXsecurityは、2020年第1四半期から提供される予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.