筆者は、うるう年のバグはコーディング、デバッグ、単体テストが重要だと考えます。以下に、押さえておきたいポイントを示します。
いくら対策をしても、バグが発生することがあります。以下にうるう年のバグの兆候を示します。
新シリーズとして「バグの未然防止」「バグの原因特定の効率化」に役立つバグ百科事典を始めました。第1回は、うるう年のバグです。組み込み系製品では、日付を使った機能が多数あります。特に、うるう年のバグは要注意です。時限爆弾のように不定期に発生するので、2月29日付近、12月31日付近に前触れもなくバグが発生する際は、うるう年を疑いましょう。
次回は、上記の5.1、5.2で挙げた内容を掘り下げます。興味のある方は、カレンダーの歴史を読むと、うるう年に関する知識が深まります。今回参考にした書籍を[2]に示しますので、興味のある方は一読をお薦めします。
[1]なぜシステムがダウンするのか 知っておきたいシステム障害、信頼性の基礎知識((著)大和田尚孝、(監)日経コンピュータ、2009年、日経BP)
[2]暦の科学(片山真人、2012年、ベレ出版)
東海大学 大学院 組込み技術研究科 非常勤講師(工学博士)
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