マクニカは、モビリティ分野での新たな付加価値ソリューションの開発に向け、先進人工知覚技術を開発するKudanと業務提携を実施する。両社の技術の相乗効果により、自動運転用の高精度地図などにおける技術的な課題解決に取り組む。
マクニカは2019年9月17日、モビリティ分野での新たな付加価値ソリューションの開発に向け、先進人工知覚技術を開発するKudanと業務提携すると発表した。今後両社は、自動運転の社会実装を目指し、さまざまな技術的課題を解決するために共同で研究開発を進める。
今回の協業では、マクニカの半導体、センサーシステムに関する技術とKudanの人工知覚(Artificial Perception)技術との相乗効果を狙う。両社の知見を組み合わせ、センシング技術や認識、判断、制御技術、さらには自動運転用の高精度地図などにおける技術的な課題解決に向けて、共同開発に取り組む方針だ。
具体的には、GPSに頼らない自律ナビゲーションが可能なセンシング技術を統合し、ハードウェアパッケージ製品を提供する。また、Kudanが開発したLiDAR(Light Detection and Ranging、ライダー)とカメラを組み合わせた独自技術「Hybrid SLAM」を実装し、市街地での車両位置認識を可能にする超高精度の広域HDマップ生成に取り組む。さらに、道路上に存在する自動車や歩行者、設置物などの自動検出、自動認識を可能にするAI統合型のモビリティソリューションなどの実現を目指す。
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