MSとアセント、「Azure」を活用した自動運転技術の開発で協業製造マネジメントニュース

日本マイクロソフトとアセントロボティクスは、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Azure」を活用した自動運転テクノロジーの開発に向け、協業を開始する。

» 2019年06月17日 09時00分 公開
[MONOist]

 日本マイクロソフトは2019年5月29日、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Azure」を活用した自動運転テクノロジーの開発に向け、アセントロボティクスと協業すると発表した。

 アセントロボティクスは路上での試験走行なしにAI(人工知能)エージェントを開発する、自動運転向けAIソフトウェアの開発技術を持つ。路上での試験走行をせずにAIエージェントの学習ができるため、国内外を問わず事業展開が可能だ。

 アセントロボティクスでは、Azureが特徴とする世界54地域で展開するグローバルな拡張性、90以上のセキュリティ認証、データプライバシーの取り扱い、プラットフォーム上で提供している各種AIやIoT(モノのインターネット)サービスを評価し、自社の自動運転テクノロジー開発プラットフォームとしてAzureを選択した。今後は、自動運転向けAIの学習環境にAzureの活用を拡大する方針だ。

 具体的には、アセントロボティクスがマイクロソフトのスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に参加することで、Azureを活用した技術開発を進める。また、マイクロソフトの自動運転担当部門による技術支援や案件のビジネス化支援などを通じて、アセントロボティクスが目指す完全自動運転テクノロジーの実用化を支援する。

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