エアロネクストとVAIOは、「4D Gravity」技術を搭載した産業ドローンの量産化に着手した。また、両社は同技術を応用した用途別ドローンサービス事業の創造に向け、共同での事業化の検討を開始した。
エアロネクストは2019年3月12日、VAIOと共同で「4D Gravity」技術を搭載した産業ドローンの量産化に着手したと発表した。また、両社は同技術を応用した用途別ドローンサービス事業の創造に向け、同日より共同での事業化の検討を開始した。
4D Gravityは飛行中のドローンの重心を最適化する技術だ。同技術を搭載することにより、燃費、速度、信頼性などといったドローンの基本性能の向上が見込まれる。さらに、用途に合わせて重心を制御することにより新たな分野への活用が可能になる。
エアロネクストは同技術を産業用途ドローンへ応用する。点検、測量、警備、農業用の「Next INDUSTRY」、360度VR(仮想現実)撮影用の「Next VR」と、物流、宅配専用の「Next DELIVERY」の3種類の機体を開発した。
今後、同社とVAIOは両社の保有する技術や製造力の相乗効果により、同技術を使った新たな商品群、用途別サービス事業の開発の可能性を検討する予定だ。
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