　機械加工研修は秋葉原にある総合型モノづくり施設「DMM.make AKIBA」内の機材を活用し、加工技術の基礎を学ぶ初級技術者向けの研修。国内製造業では人材不足が大きな課題となっており、特に急務となっている高い技術人材確保の要求に応えるため、実地に近い環境と技術力の高い人材がそろう同施設で優れた技術者を育てる。

2017年に経済産業省が行った中小企業へのアンケート結果（クリックで拡大）出典：DMM.com

　自動車大学校への提供に先駆けて、未経験から技術者を目指す社員を対象に同年1月31日、2月1日の2日間にかけてプレ研修を実施。CNCの基礎、フライス盤や旋盤など実際の機材を使った実習が行われた。参加者からは「ミリ単位の細かい世界であること、危険が伴う作業であることを感じ、同時にものづくりの楽しさがわかった」「大きな刺激となる経験だった」と、製造への意欲が引き起こされた様子だったという。

自動車大学校研修生へのプレ研修の様子（クリックで拡大）出典：DMM.com

　同社は今後、アウトソーシングテクノロジーと連携し技術者を志望する若手人材向けのイベントの開催を予定するなど、メーカーのためのモノづくりプラットフォームとして、多くの技術者をサポートしていくとしている。

都内物流センター内に3Dプリントサービスの生産拠点を開設
DMM.comは、日立物流と佐川急便と共同で、日立物流京浜物流センター内に「DMM.make3Dプリントサービス」の生産拠点を開設した。管理コストが抑えられ、佐川急便の流通網を利用することで、首都圏への迅速な製品輸送が可能になった。
ロボット「Palmi」開発環境が公開、Visual Studioでアプリ開発可能に
富士ソフト「Palmi」の開発環境が公開される。Visual Studio上でのアプリ開発が可能とすることで開発者の参入を促し、開発者と利用者、双方の裾野を広げる考えだ。
IoTは単なる流行語？　「売るモノを作る」プロセスを理解しよう
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ソニーを退職したベテラン技術者がハードの基礎を皆に教える――ラジオ少年と運命の山手線
IoTを業務に活用したい人たちをサポートしている、DMM.make AKIBA のスタッフのインタビュー。3人目は、ソニーを退職後、DMM.make AKIBAで技術顧問を務めている阿部潔氏だ。