テュフ ラインランド ジャパンは、サイバー攻撃からIoT機器を守る「IoT機器セキュリティ対策サービス」の提供を開始した。セキュリティ診断、IoT機器のGDPR対応などを通じて、IoT機器のセキュリティレベル向上を支援する。
テュフ ラインランド ジャパンは2019年2月13日、サイバー攻撃からIoT(モノのインターネット)機器を守る「IoT機器セキュリティ対策サービス」の提供を開始した。セキュリティ診断、セキュリティガイドライン作成の支援、IoT機器のGDPR対応などのサービスメニュー通じて、IoT機器のセキュリティレベル向上を支援する。
IoT機器の「セキュリティ診断サービス」では、ソフトウェアやインタフェースの脆弱(ぜいじゃく)性診断、ハッキングを模倣したペネトレーションテスト(ペンテスト)、ソースコードレビューを利用して、セキュリティレベルの現状と対策を詳細に報告する。
「セキュア開発ガイドライン作成サービス」では、対象機器の種類、ソフトウェアやプログラム言語、地域、製品のクリティカル度などを考慮し、オーダーメイドのセキュリティガイドラインを作成する。提案依頼書や発注仕様書の一部として利用可能で、外部委託も含め、開発レベルを向上できる。
また、「GDPR対応サービス」では、IoT機器の「GDPR(欧州一般データ保護規則)」対応をサポートする。近年、IoT機器は、SSDやeMMCといったストレージを搭載し、個人情報や機密情報の保存が可能になっている。2018年5月以降、欧州ではGDPRへの未対応機器には罰金が課されるため、同サービスを通じて、IoT機器やソフトウェアを適切に対策し、GDPRに対応できるようにする。
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