エッジデバイスをサイバー攻撃から守るIoTディフェンダーを発表IoTセキュリティ

エクストリームネットワークスは、セキュリティ機能を持たないIoTデバイスをサイバー攻撃から隔離し、企業ネットワークを保護するソリューション「Defender for IoT」を発表した。ベンダーに関係なく、デプロイが可能だ。

» 2019年03月01日 08時00分 公開
[MONOist]

 エクストリームネットワークスは2019年2月4日、セキュリティ機能を持たないIoT(モノのインターネット)デバイスをサイバー攻撃から隔離し、企業ネットワークを保護するソリューション「Defender for IoT」を発表した。ベンダーに関係なくデプロイ可能で、セキュリティプロファイルを容易に適用できる。

 学校や病院、ホスピタリティの現場、製造、輸送、小売店などで多く使われるIoTデバイスは、製造当時その多くは、パブリックネットワークに接続されることを想定していなかった。セキュリティ対策が不十分のため、それらを対象とした企業ネットワークへの攻撃が増えている。Defender for IoTは、同社のネットワークエッジソリューション「Smart OmniEdge」の一部として、それらに対処する。

 Defender for IoTは、イーサネットのポートにDefender Adapterを差し込み、アプリケーションを実行するだけでデプロイできる。初回にアプリケーションがデバイスのトラフィックパターンからセキュリティポリシーを作成し、エッジ側のネットワークセキュリティを企業に合わせて自動化する。一度プロファイルを作成すれば、専門スタッフ以外でも適用が可能だ。

 また、IoTデバイスグループを複数にセグメント化して隔離することで、攻撃領域を縮小する。ユーザーは、デバイスの使用歴やロケーション、ローミングを集中的に監視・追跡できる。

 さまざまなIPネットワークにデプロイ可能で、ベンダーにかかわらず、IPSecトンネルを通じてIoTデバイスとセグメンテーションをインラインで保護する。「Extreme Fabric Connect」と統合することで、ネットワーク自動化機能やダイナミック自動装着機能を活用でき、エッジデバイスの安全確保を効率化できる。

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